副作用のリスクが少ないミドリムシが肝臓病の改善を補助
肝臓の修復のために必要なもの
肝臓病になると、肝機能が低下して解毒力が弱まったり、ビタミンの吸収が悪くなってビタミン不足になりやすくなります。
肝臓はたんぱく質を再合成して自身の組織を作り出すので、たんぱく質が不足することでも肝臓病は悪化してしまいます。
そのため、肝臓病の改善のためには質の高いたんぱく質の摂取と、高濃度のビタミンの摂取が必要だとされています。
肝臓病治療のための食事療法でも、たんぱく質とビタミンをしっかり摂取するように指導されます。
逆に、体に毒性のある添加物などが多く含まれているファストフードやインスタント食品、タバコやアルコールの摂取は控える必要が出てきます。
肝臓が解毒のために働く必要が出てくると、肝臓を疲れさせて治りが悪くなってしまうため、これらの物質の摂取を控える必要があります。
ミドリムシは副作用の心配をあまりしなくていい
ミドリムシは安全性が確認されている健康食品で、栄養バランスが優秀な食べ物なので、副作用のリスクが低いというのがメリットです。
わかめや昆布などの藻類と同じ種類に分類されているので、毒性がありません。
毒性がないだけではなく、ミドリムシに含まれているパラミロンとクロロフィルには余分な脂肪や有害物質を排出してくれるデトックス効果が期待できます。
有害物質を排出させるのがクロロフィルで、クロロフィルの表面に重金属などを吸着させて外に排出してくれます。
また、パラミロンは食物繊維の一種で、人間の消化酵素では分解されません。
表面にあいている無数の穴に余分な脂肪やコレステロールを吸着させて、便と一緒に排出してくれる働きがあります。
アミノ酸とビタミンで症状改善
ミドリムシには、18種類のアミノ酸と14種類のビタミンが含まれているので、たんぱく質と高濃度のビタミン摂取が必要な肝臓病の症状改善に役立ちます。
ビタミンCの量はやや少ないですが、それ以外のビタミンは1日の必要摂取量を100g摂取することで補うことができます。
アミノ酸も豊富に含まれていますが、大量に含まれているわけではないので、食事と組み合わせて摂取したほうがいいでしょう。
食事からだけでは偏りがちな栄養素のバランスをとる目的でミドリムシを利用するのが上手な使い方です。
ミドリムシを症状改善のために使うのであれば、成分の含有量に注目しておきましょう。
サプリメントには含有量が記載されていて、製品によって量が異なるので、どのミドリムシサプリメントが良いか比較検討してみましょう。